映画館で映画見た後って、虚脱的なため息がよくでます。
2時間ぐらいずっとスクリーンを見てるわけですから、まぁ疲れもしますが、それとは違った静かな高揚感というか満足感というか・・・「ふぅ〜・・・見てよかった・・・」みたいな感覚?^^;
この感覚はやはり映画館でしか味わえない・・・いやぁ〜映画ってホントにいいもんですねぇ〜(´ヮ`*

そんなわけで、だれも周りで一緒に見に行く人いないんで、一人で映画館行ってきました(´Д⊂)
上映スケジュール見ると「ダークナイト」と「スカイ・クロラ」が丁度いいぐらいの間隔で上映されるようだったので、両方見ました。

以下はネタバレにはならない程度の見所紹介。
最初は「ダークナイト」。
音質が良いスクリーンで通常より大音響だったので、発砲音がすごいのなんの;
画面が切り変わる瞬間とか横を振り向いた瞬間に銃が見えて、それが銃だと気づく前に発砲なシーンが多いので何度も驚かされました。(大音響だと余計に^-^;)
とくにジョーカーの出てくる場面は予測不可能な行動が多いので身構えまくり^^;

正攻法での解決がしにくい絡め手でバットマンに挑んでくるのでどう乗り切るかも見所。
前作のビギンズと比べると飽きのこないテンポで事件が起こるのでより楽しめました。
派手な戦闘が長く続くようなことは少ないですが、その分短時間に密度の濃いハデさがありますw
特に中盤のバットモービルが登場してからバットポットへのプロセスは必見です。
極力CGを使わずこれだけ派手な演出ができるのはすばらしかったです。

今回もバットマンの能力の限界を把握しつつ戦いを見れるので、危うい死の境界の中、ハラハラすることが多いです。

誰が信頼できるのか、誰が敵になるのか、解決したと思っても安心できない。
そんな心理戦と、次々と仕掛けてくるジョーカーの大規模犯罪がバットマンシリーズの中でも最高傑作かと。
個人的に洋画ではスターウォーズEP3以来の高評価作品です。

一つ注意というか当たり前なことですが、上映時間が150分以上あるのでお手洗いは始まる前に^^;
私もちゃんと済ませたんですけど、定番アイテム「ポップコーン」と「コーラ」をやってしまったので、1時間半過ぎた頃からトイレ行きたいの我慢しながら見てました。
終盤はいろんな意味で大変でした(´Д⊂)



続いて「スカイ・クロラ」。
この作品の原作は6巻刊行されてる小説で、映画はその6巻目、つまり時系列的には一番新しい話のようですね。
原作者は「どの巻から読んでも大丈夫」と言っているのでこの映画も問題ないかとw
主に2つの表現で分かれてます。
「地上でのアニメ」と「空中でのCG」。
地上でのシーンは淡々とした雰囲気で、登場人物たちの生きている実感の希薄さ。
対して空中での戦闘機による戦闘シーンは迫力のあるドッグファイトが見れます。
対照的なこの雰囲気の違いも見所です。

CGの見せ場は中盤の大規模戦闘です。
戦闘機の発砲音もとにかく大音響でした^^;
レシプロ機のドッグファイトをCGでここまで描いたアニメ作品はないかと。
別のシーンですが大雨の中、雨を切って飛ぶところとかはCGスタッフにGJと言いたいですね。

比率的には地上でのシーンが主ではあるのですが、その中でも押井監督が伝えたかったのはボーリングの後の飲食店での会話だと思いました。
中盤以降から主人公たちの置かれてる現実が把握できてくるのですが、「スカイ・クロラ」ではその現実の中で、同じに見える変えられない繰り返しの日々でも、決して同じ繰り返しではなく、日々変わるのが現実・・・ということ、希望的なことを伝えたかったのだと思います。
パッと見では難解っぽいですけどね^^;

注意点としては、この作品はエンディングスタッフロールの後もしっかり見て欲しいですね。
よく、エンディングが始まると帰っちゃう人いますけど、最後まで見ましょう^^v


「ダークナイト」を見て虚脱状態になったまま「スカイ・クロラ」を見たのでさすがに疲れました。
でもまぁ、楽しかった〜(´∀`)
やっぱ映画は映画館で見るもんですね〜。