鷲宮の夏祭り「八坂祭(天王様)」が7月22日(日)に開催されました。
ここ数年、毎年祭りの様子を撮りに行っているので、今年も例に漏れず撮りに行ったわけですが、今回の八坂祭は大きな変化が!

主催する成田会長が亡くなられたことで今年は見送られることとなった9月の土師祭(千貫神輿)ですが、見送りが決まってから、らき☆すた神輿を楽しみにしている地元やファンの声が多く寄せられ、急遽7月22日に開催される八坂祭にて渡御を行うことが決定。

例年なら担ぐのは9月なので、募集等の準備にまだ2か月近く猶予はあったのですが、今回は実質2か月早まるような、かなりタイトな準備期間にもかかわらず、なんとか実施にこぎつけたという状況だったようです。
仕事もあるだろうに・・・らき☆すた神輿準備会ハンパないってw

そんなわけで、今回の八坂祭レポはらき☆すた神輿成分多めでお送りします。
過去の八坂威レポも「鷲宮八坂祭(天王様)レポ」カテゴリーにまとめたので、そちらも併せてご覧ください。
鷲宮 八坂祭2018 1
 7月22日(日)の12時半頃、山車が神社前に集まり、ご祈祷が行われました。

ちなみにこの日の最高気温は37〜38℃ぐらいの近年稀に見る酷暑でした・・・暑すぎてこの時点ですでに汗だく;
鷲宮 八坂祭2018 2
鷲宮の八坂祭では山車が5台でます。
こうして5台並ぶと壮観です。

なんで「八坂祭」に(「天王様(てんのうさま)」)って毎回入れるのかというと、八坂神社のことを天王様と呼ぶらしいです。
・・・で、その八坂神社から千貫神輿に神様を移して町内を曳き回すので、この祭りでは千貫神輿が天王様ということになるわけですね。
なので以降は千貫神輿を天王様と呼称します。
鷲宮 八坂祭2018 3
天王様を先頭にして、各町内の山車がお囃子で疫病神を鎮める・・・という感じですかね?
細かく調べ始めるときりがないので、詳しいことはググるかウィキってくださいw
蛇足ですが、久喜の提燈祭りでは八雲神社が天王様になるようです。

13時頃になると天王様が先頭に回り、八坂祭の曳き回しが始まります。
鷲宮 八坂祭2018 4
もうね、この時点でペットボトル1本目終了・・・。
少し進むと、旧ポニー玩具店の駐車場にらき☆すた神輿が設置されてました。
鷲宮 八坂祭2018 6
ここで神輿の担ぎ手受付やグッズ販売を行っているようです。
らき☆すた神輿も詳しく撮りたいけど、そうこうしている間に山車は進んでいくのでそちらを追います。
らき☆すた神輿の渡御は夜の部なので、まだ大丈夫!
鷲宮 八坂祭2018 5
旭町の山車は人形が乗っているのでやはり見栄えがいいですなぁ(*´ω`)
他の山車に乗っていない理由は過去の記事をご参照ください。
それにしても暑い;

折り返し地点の鷲宮図書館近くまで来たところで、シッカセ(喧嘩太鼓)が行われます。
鷲宮 八坂祭2018 7
この凄まじい暑さの中で全力で叩く太鼓の音が響き渡ります。
それにしても暑い・・・もうペットボトル2本目無くなります。

この時点で、天王様は先に出発して町内を回り、先に神社に向かってしまいます。

山車は各所でシッカセを行いつつ、来た道を折り返します。
さすがに暑さヤバイのとずっと休まず動いてたので、ほんだやさん辺りのT字路でダウンしました;

休むにも路面の照り返し凄いし、座る場所も木陰でもじっとしてられないほど暑いので、タオル敷いてじっと動かず、さらにペットボトル1本消費;
丁度山車も休憩タイムでしたので、始まるまでに多少なりとも回復しました。

15時近くなると山車も鷲宮神社近くまで戻ってきます。
改めて見る「らき☆すた神輿」に山車を引く町内の人たちも興味深そうに見てましたw
土師祭に出始めたころの感覚を思い出しましたw
鷲宮 八坂祭2018 8
あと、らき☆すた神輿準備会の人たちが各山車が通るたびに礼をしてました。
これからお世話になるという立場としての礼儀というわけですか・・・なんかすげぇわ!

鷲宮神社前に戻ってきた山車がここでもシッカセを行い、昼の部は終了。
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それぞれの集会場等に戻って夜の部に備えて提燈山車への組み換えを行います。
休憩に入る前に旭町の山車の組み換えの様子をパシャリ。
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この時点でも気温33〜34度ぐらい・・・。ペットボトル4本目もなくなりそう;

ここから夜の部まで2時間ぐらいは特にないので、車に戻ってエアコンガンガン効かせてしばらく動けませんでした・・・本当に暑すぎぃ;
夜の部が始まる前ぐらいになったらお腹ゴロゴロしてきたので冷やし過ぎたかも;

とはいえ、まだ完全回復というわけではないままですが、夕方になると夜の部に向けて各所の山車が集まり始めます。
鷲宮 八坂祭2018 11
天気予報の気温の推移予報みると、夜になっても30度以上あるらしい。
昼間の日差しと気温が数度下がるだけでもまだマシかも。

さて、ある意味ここからが本命(?)のらき☆すた神輿はというと・・・
鷲宮 八坂祭2018 12
出発のため、対面の敷地に移動してました。
集まり始める担ぎ手たち。
鷲宮 八坂祭2018 13
今回、地元の代表として、らき☆すた神輿の八坂祭渡御のために関係各所への働きかけ等で尽力していただいた、門前飯店の大将や、らき☆すた神輿の製作者、大工の大鹿さんも先頭に立って頂けるようです。
鷲宮 八坂祭2018 13-5
島田菓子舗の「うにょんだいふく」さんなんて、この日のためにスタッフにも内緒でサプライズの専用手持ち提燈作ったそうですw
職人さんによる特注の手書きだそうで・・・何気に凄いものだそうで^^;

らき☆すた神輿準備会の代表たち役員も、夜の部のために鷲宮神社に向かう山車への礼を欠かしません。
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しっかり山車を引く人達に挨拶をして見送ってました。
凄い徹底っぷりです(;'∀')

山車を見送ると、いよいよ「らき☆すた神輿」も点灯です。
鷲宮 八坂祭2018 15
やはり万灯神輿は内側から明かりを灯してこそ映えますねぇ。

そして、八坂祭夜の部が始まり、山車も鷲宮神社前を出発。
鷲宮 八坂祭2018 16
まだ夜になり切っていない、黄昏時の提燈山車もいいものですねぇ。
山車をすべて見送った後は、いよいよ「らき☆すた神輿」の八坂祭初渡御です。
折角の最初の機会なので、動画で撮りましたのでご覧ください。
 
気合十分すぎるぐらい燃え(萌え?)てました^^;

撮る側としてはここからがある意味昼間よりも大変な、怒涛の時間でした;
昼間はまだ合間合間でツイートする時間を作れてましたけど、もう「らき☆すた神輿」がスタートしてからは撮るので精いっぱいでとてもつぶやく余裕がないほどずっと動き続けてました;
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らき☆すた神輿だけでも結構大変なのに、山車もちゃんと撮っていたので、山車の動きが止まったら神輿へ・・・神輿が休憩に入ったら山車へ・・・という感じで、例年なら山車のペースに合わせられたのですが、今年は全くそんな余裕なかった!ペットボトル5本目!
鷲宮 八坂祭2018 18
それもで良い光景はたくさん撮れたので、それだけで気力を振り絞ってました^^;
今回の、らき☆すた神輿の渡御は、初だったことや、告知等もごく短期間かつ少ない上に、土師祭の様に他に催しがあるわけでもなかったので閑散とするかなという不安もあり、最初はみんなそんなもんだと割り切ってましたが、注目度は思いのほか高かったようで、いざ始まってみると土師祭の様に神輿の周りが人だかりでした^^

もちろん、前述のとおり山車もちゃんと撮ってますよ!
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5台の山車が密集してシッカセを行うときが1枚に収めるチャンスなのですが、なかなか5台が綺麗に見えるいい場所を探すのが大変^^;
山車を引く人たちの迷惑にならないよう立ち回りつつ、見物客の間を縫っていくのは思いのほか体力使います。

個人的驚いたことですが、折り返し地点から出発する山車の様子を撮っていると、らき☆すた神輿が休憩するコンビニ駐車場から拍手が聞こえてきました。
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どうしたんだろうとカメラを向けてみると、暗くて分かりにくいですが、休憩中の担ぎ手みんなで傍を通る山車を拍手して見送ってました!Σ('ヮ';ノ)ノ
うわぁ〜すげぇ〜w
こんな光景、今まで八坂祭を撮ってきましたけど見たことない!
ちゃんと1台1台通るたびに・・・、特に示し合わせたわけではない感じでしたが、らき☆すたファンの地元へ対する姿勢を垣間見た気がする・・・。

らき☆すた神輿も出発し、夜の部も後半へ。
鷲宮 八坂祭2018 21
本当に30℃以上あるって分かぐるらい気温も下がらない;
ほんのちょっと風が吹くだけでもだいぶ違いますわ。
こんな暑い(熱い?)夜の「らき☆すた神輿」はかつてなかった!

そして、今回のハイライトとして上げなければならないのが、らき☆すた神輿の生みの親、故成田靖会長のお店前での神輿の「もみ」。

これをやりたいがために、急なスケジュールにもかかわらず、形にできたと言っても過言ではないですね。
成田さんがいなければ、らき☆すた神輿どころか土師祭もなかったかもしれないので、感謝を込めての気迫のある全力の成田コールと担ぎっぷりでした。
神輿がとにかく好きだった成田さんへの一番の感謝の示し方だったのではないでしょうか。

成田さん宅前での「もみ」のあとは、渡御もいよいよ終盤です。
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ペットボトル6本目・・・なんか飲み過ぎなのかお腹ゴロゴロ;
山車が鷲宮神社前に集まりシッカセが始まると、らき☆すた神輿も例年通り最後の「もみ」!
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提燈山車と万灯神輿のコラボですわ〜。
土師祭に「らき☆すた神輿」が登場したころ、深く考えずに八坂祭にもでないかなぁと漠然と思ってましたが、10年以上経ってついにこの光景を見ることが出来ました。
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お囃子に負けないぐらいの「らき☆すた」コール!w
ほんと、こんな光景今まで見たことないw
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締めを行い、今年のらき☆すた神輿の渡御は無事終了となりました。
土師祭の時のようにみんなでワイワイw
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らき☆すた神輿周辺ではこのあと恒例の胴上げとかもやってましたw

らき☆すた神輿はここで終了ですが、八坂祭はまだ少し続きます。
土師祭なら自分もここで休憩に入るものの、さらに山車を追います!;
鷲宮 八坂祭2018 28
最後に鷲宮駅前交差点まで向かい最後のシッカセで八坂祭も終了です。
いつもなら、最後の光景も例年通りだろうから疲れてるし最後はいいかな・・・と思うところですが、ここまでくると意地でも最後まで撮ろうとテンション上がってたかも;
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祭りも終わって各山車はそれぞれの地区へ戻っていきます。
最後に山車を回してました。
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これスローシャッターで撮るわけですが、スローだとブレる(夜間だと特に)し、手持ち撮影だとかなり厳しい;
三脚が欲しいけど、そんなもの持つ余裕と体力ないしなぁ^^;
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戻っていく山車を見届けて自分も撤収です。
いやはや、本当にお疲れ様でした。自分にもお疲れだったと言いたい。
そのぐらい今回は暑さもそうだけど体力的にも厳しかったー;
ペットボトルは最終的に6.5本飲みました〜。
我ながら、よく倒れなかったな自分・・・。

最後に、大酉茶屋前で「やきろん」という焼き小籠包が売ってたみたい。
鷲宮 八坂祭2018 30
食べる余裕なかった・・・ってゆうか昼飯も夕飯も食べる余裕なかった!


以上で今年の八坂祭レポは終了です。
それにしても、この短期間でよく八坂祭への参加から渡御の成功まで持ってこれたと、感心せずにはいられない。
普通の祭りに、いきなり「祭りにアニメ神輿出したいので出ます」と言われたら、まず許可は下りないですよね。
10年以上積み重ねてきた土師祭での「らき☆すた神輿」運営ノウハウと、地元との信頼関係があってこその成功だったと改めて思った。
今まで土師祭も八坂祭も見てきた分、ゼロからじゃ絶対に無理だったというのがよくわかる。
らき☆すた神輿準備会・・・へたな組織よりもしっかりしてるわw


果たしてこれが今年限りの光景になるのか、それともまさかの八坂祭と土師祭の年2回になるのか・・・。
神社のお祭りなだけに、神のみぞ知る!


とりあえず、ブログに載せた写真も使ってまたフォトブックを作ろっと♪