エヴァ破と並ぶ今夏期待のアニメ映画サマーウォーズ、早速見てきました。
行きつけの映画館は凄い人でした。
まぁ8月1日は他にも公開初日な作品もあったためだと思いますが、サマーウォーズはまさかの満員御礼でした
エヴァ破の公開初日でさえ満席にならなかったのに・・・、事前人気は結構あったようです。
座席予約してなかったらあやうく見れなくなるところでした^^;
「時をかける少女」も映画館で見ましたしDVDも買ってます。
青春してるなぁ〜って感じの切なくも静かに伝わってくる真琴たちの心情が、洗練された演出で表現されてました。
要するに良い「青春70%、恋愛20%、SF10%」な映画でした。
そんな感じの細田守監督の作風は好きなので、今回も同じスタッフ陣ということもあって、結構期待してました。

話の内容に関してはネタバレVerの方を見てもらうとして、それ以外の部分で特筆するのは曾祖母の陣内栄(じんのうちさかえ)さんの要所要所でのセリフですね。
まさに年の功なのか、言葉に重みがある(深イイ話的な意味で
これからサマーウォーズを見る人は、おおばあちゃんのセリフを聞き逃さないように見ることをオススメします。
あとは・・・やっぱりCMでも流れてる主人公:小磯健二の「よろしくお願いしまぁ〜す!」のくだりは、ほんとに凄いと思いまたよ。
いったいどんな感覚なのか想像できない^^;

「時をかける少女」ではごく狭い範囲のちょっと不思議で切ない、どちらかというと動きの少ない静かな話でしたが、「サマーウォーズ」ではうってかわって大家族が動きまくるわがんばるわで、見ていて飽きることは全然無かったです。
序盤ではこんな登場人物大勢いると覚えられないまま終わりそうだなぁと思ってましたが、話が進むにつれてちゃんと役どころや性格、立ち位置が分かってくるので、終盤になると自然とこの家族がどんな家族なのか理解できてました。
シナリオと演出の妙技ですかね?

痛快な場面もあるので気分的にも「時をかける少女」とはまた違う意味での『良い話』だったと思います。
エヴァ破を見終わった後はドキドキ・ワクワク感が持続する感動でしたが、サマーウォーズではつい微笑んでしまうような感動でした。
エヴァは作品の性質から万人向けとは言えないかもしれませんが、サマーウォーズは小さな子供向けではないけど、大人向けジブリ作品のような良作です。
良い夏の思い出って感じ。

欲を言えばもっと陣内家の大家族のやり取りを見ていたかったですね。
BD化されるときは、物語には関係なくてカットされたシーンとかあれば是非入れてほしいかも。

いやはや、年をとるならあんな家族に囲まれた人生を送りたいものです。

サマーウォーズ(細田守監督作品)関連記事
時をかける少女の『Time waits for no one.』に込められたテーマ
サマーウォーズは満員御礼でした(ネタバレなし感想
サマーウォーズ(ネタバレVer)。栄おばあちゃんは本当に素敵な曾祖母ですね
サマーウォーズの名言「いちばんいけないのはおなかがすいていることと、独りでいることだから」は家族を象徴する言葉
「おおかみこどもの雨と雪」感想 「元気で、しっかり生きて」。セリフから読み解く母「花」の深き愛(ネタバレ有)
ブログネタ
サマーウォーズ に参加中!