「順応性を高めなさい。あるがままを受け止めるの。」「ゆりっぺ」が1話の中で、主人公の「音無」に2度言うセリフですが、まさに見ている視聴者側へのメッセージでもありますね。
「死後の世界」?「天使」?「戦う」?「消される」?「なんで銃が」?「どうして学校で」?
一般常識からすればツッコミどころが多い展開ですが、この作品はツッコミを入れるんじゃなくて、まずこの世界観設定を受け入れるところから始めないといけないわけです。
要するに、ギャグもある「世にも奇妙な物語」を13話かけてじっくりやるようなものでしょうかw
それにしても、死ねないのに死ぬほど痛いって・・・精神が発狂しないのかとw

模範的な学園生活を送ると消えて、逆らってれば残れるっていうのも、普通の学生生活を求められる現代社会への皮肉かな?^^;
そうゆう意味でも、主人公「音無」の見るものは丁度視聴者側の視点と言えます。
記憶が無いキャラ設定は、ありがちな設定と言われればまぁそれまでですが、視聴者側が同じ視点に立てるので自然と感情移入しやすくなるわけです。
特にこういった「(この世とは)違う世界」をできる限り自然な感じで知っていく上では記憶喪失キャラは非常に便利。
しかもその記憶自体が今後の展開の伏線になっていて、おそらくその記憶が戻ったときにこそ、視聴者側が「ああ〜、なるほどそうだったのか」と思える瞬間が来るはず。
下の名前が分からないのも気になります(そもそも「音無」自体もあいまいですし・・・)。
そして音無が記憶を取り戻したとき、どうしようもない運命が待ち構えてるんでしょうね。

そんなわけで1話は主人公を介して視聴者に
Angel Beats!(
エンジェルビーツ)の世界を断片的にとはいえ説明する回になってます。
その他、主要キャラをほぼ紹介しきってますね。
まぁ尺が13話しかないからテンポよく進めないとストーリを楽しめないですしね。
26話分ぐらいにして細かい設定や人間関係にも掘り下げて欲しいけど、13話ぐらいの方が濃密なストーリーなるのかも・・・。
どのみち、今回の1話だけではまだストーリーの評価をできる段階ではないです。
なんと言うか・・・まだ地に足が着いてないというか・・・ふわふわしたつかみどころが無い感覚。

視覚的な評価としては、細部の作りこみはお世辞にも良く出来てるって感じではないです。
あえて厳しく言うと、期待していたほどではないです。
ただそれは細部の作りこみに限ってのことであって、クオリティが決して悪いわけではないです。
むしろ平均以上だと思うのですが、「Key作品のアニメ=京都アニメーション」の印象が強いせいか、期待度が大きすぎたのかもしれません。
ですがその分、動き自体は特に問題なし。
あと人ごみのシーンは「true tears」でもよく使われてたピーエーワークスお得意の手法を使ってますね。

そして忘れてならないのがライブのシーン。
さすが実際の人間の動きを基にしただけあって、こだわり感のある動きです。
十分なクオリティですが、これでさらに細部まで描きこめれば神動画になりますw
夜間の銃弾の光の軌跡と、食券が舞うシーンは雪のようで綺麗でした。

Angel Beats!(エンジェルビーツ)1話だけではこのくらいしかまだ言えませんが、今後の展開が気になることは間違いないです。
今後のレビューは「アニメレビューブログ アニろぐ」で行っていく予定ですので、そちらをどうぞ。
追記:
アニろぐ「Angel Beats!(エンジェルビーツ)アニメレビュー」カテゴリー一覧
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