「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」・・・これ略すとどうなるんだろう・・・、「俺可愛(おれかわ)」?
それだと違う意味で余計ヤヴァイか・・・、ってことは「俺妹(いれいも)」?
う〜ん、一昔前のエロゲみたいだ;
やっぱりオーソドックスに「俺の妹」かなぁ。
でもそうなると、店頭で店員に聞くとき「『俺の妹』どこですか?」になる;
もう面倒なので略さないことにします!
と言うのも、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のドラマCDが先日届いたからなわけで・・・、早速聴いてみました。
高坂京介役は『CLANNAD(クラナド)』の岡崎朋也や、『マクロスF』の早乙女アルト役だった中村悠一さん。
良い意味で平凡っぽさが出ているところと、要所要所でのツッコミのテンションがイメージに近くてグッジョブ。
高坂桐乃役の竹達彩奈 さんは、『けいおん!』の中野梓役で有名ですね。
こちらも違和感は特に無かったですが、もっとキャピキャピ(死語)したギャルっぽさがでてても良かったかと。
普段が我がままで乱暴口調な桐乃だからこそ、一瞬の「デレ?」の真価が分かるってもんです(ギャップ萌え?)
ドラマ化エピソードが『はじめてのメイド喫茶』と『妹の友達(裏)が家に来た日』なのは良いチョイス。
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の雰囲気を感じるのと、黒猫とのオタク同士の掛け合い(口論)を楽しむのに最適ですね。
3話の書き下ろしエピソード『あやせの相談事・羞恥編』はまさにドラマCDらしい「(主にあやせ役の早見沙織の)声を楽しむ」回。
ってゆうかラブタッチやべぇw
概ね満足なドラマCDでした。
むしろ予想以上に楽しめたのが封入特典の書き下ろし短編小冊子。
読んでみると『とあるメイド喫茶にて』でドラマCDの業界ぶっちゃけネタがあって面白かったです。
最近のライトノベル界隈のドラマCD化既定路線のことや、ドラマCDとアニメでの声優がなぜ違うのか・・・など、ある意味自虐ネタ?w
私としては短編小冊子11ページの『またこの流れ?』にあえて乗って、アニメ化が待ち遠しい作品候補です。
でも・・・アニメ化するとなるとエロゲのところはギャルゲにしないといろいろマズイよね;
むしろエロゲ部分をギャルゲにするだけで大きな制約はなくなりそうなのでスムーズに企画通りそうだけど・・・。
がんばってください、企画作る人!
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」ドラマCD
販売元:アスキー・メディアワークス
発売日:2010-04-08
おすすめ度:
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そんなわけで「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の原作についてもちょっとヨイショしてみます。
学生生活以来、しばらくラノベから離れていた私ですが、1巻が発売された当初、タイトルに釣られて読んでみたら一気に読めました。
読むのが遅い自分は基本的に漫画で済ます派なので、時間がかかりそうなラノベはあまり読まず、読んでも休み休みだったので1日で1冊読めたらすごいって感じでした。
そんな私が一気に読めたので、読みやすさとテンポの良さは何の問題もないかと。
そのタイトルから「妹萌え」好きが思わず立ち止まってしまうわけですが、兄弟でいちゃいちゃする内容かと言われるとそうではない。
むしろ逆で、周囲に対しては普段はイマドキの女子中学生なのだけども、兄に対しては「キモイ」「ウザイ」「死ね!」等々乱暴な口調で、兄から見れば明らかに毛嫌いしている態度。
兄弟だからこそ、よく現実にある「仲の悪い兄弟関係」に近い。
ちなみに主人公である兄は、家(とくに父親)が厳しいのでテレビゲームすら持っておらず、アニメなんて小学校以来見ていないというほどの非オタクな一般ピープル。
家の中でも共通の会話もなく、顔を会わせても兄を兄とも思わない妹を、ムカつきながらも無駄に波風立てることもせず無関心を装っての生活。
そんな妹の「ある秘密」を兄が知ってしまうところから物語は動き出すわけですが、この作品の特筆すべきところは「オタク」という文化にちゃんと向き合ってるところ。
特に1巻と2巻は「オタク」に対する偏見に、一般人の主人公の立場から偏見相手に挑んでるところが興味深い。
最後の詰めが笑えますけどw
しかもこの1、2巻で扱われる偏見の類は、ちょと前に騒がれた某都の某条例にも無関係ではないのでタイムリーな話題です。
3巻の出版業界ネタも生々し・・・面白かったし、4巻の短編エピソード集もテンポ良くて◎。
5巻は趣向を変えての後輩メイン&濃ゆい新キャラ達登場w・・・と飽きが来ない展開で現在に至ります。
ちなみに俺の妹がこんなに可愛いわけがない(6巻)が5月発売みたいです。
全編を通して言える事は、兄「高坂京介」は良い兄ってことです・・・ほんと同情するぐらい(ノ▽`)。
不遇な兄がこんなに妹想いなわけがないw
きっとあと30万部ぐらい売れれば数年以内にアニメ化するであろうと予言してみる・・・、ほんとおながいします(*´д`人
願わくば、桐乃と黒猫の趣味についての激しい毒舌と罵倒の喧嘩口論をアニメで見たいものです。
俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)
著者:伏見 つかさ
販売元:アスキーメディアワークス
発売日:2008-08-10
おすすめ度:
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