私の中で意外だったのが、コスプレイヤーさんも夜は暗くて撮影しにくいから、夜の部の神輿を見る人が多いかと思ったのですが、後から聞いた話では夜も鷲宮神社境内で撮影していたレイヤーさんたちが結構いたとのこと^^;
ちなみにこのとき私はオタクニカルパレードが面白くてずっとその様子を撮影していたので、時間に気づいて急いで鷲宮神社に向かったのですが、既に神輿は出発してました^^;

先導ジープの明かりが幕も照らして、まだ完全に暗くなる前の空に映えてました。
あえて薄い生地にして内側からの光を透過しやすくしているのだそうです。
夜だとこれ凄く目立つw宣伝効果抜群ですねw
神輿の後ろに回ってみるとこんな感じ。

先導ジープの照明がまぶしいですが、そこに照らし出される千貫神輿は昼間よりも神々しい感じです。
その後ろを振り返ると「らき☆すた神輿」も内側からの光で明るく浮かび上がってました。

よく見たら神輿の後ろにさらに山車が^^;
先月書いた祭りのレポ『
鷲宮の八坂祭り「天王様」。祭囃子と提灯山車が彩る鷲宮の夏祭り』の時に出てた山車みたいです。
凄い・・・今年は山車もでるとは・・・、土師祭は鷲宮の八坂祭りの要素まで取り入れ始めているのか・・・(;'∀')
土師祭では、神輿は鷲宮神社通りを往復で全6区間に分けて渡御します。
1区間が終了し、休憩中の千貫神輿。

休憩中でも人が密集していて熱気も凄い^^;
先回りしたくても人の流れが渋滞するほどの人の入りでした。
そんな状態で千貫神輿は神社通りを練り歩くわけですが、渡御中の神輿の周りは常にこんな感じ。

更には写真奥の、らき☆すた神輿まで人がいるので裏道を通らないとスムーズには抜けられません^^;
撮った時は気づきませんでしたが、後で画像をチェックしたら良いタイミングで撮れたと思ったのがこちら。

左上に、たまたま雲間から見えた月も一緒に撮ることができました〜(*´▽`)
結構曇ってたので、このタイミングで、神輿と一緒に撮れていたのはこれだけでした。
しかも土師祭興会長のお店の前でとは・・・、縁起がいい気がします('ω'*)
らき☆すた神輿ももちろん気合十分で渡御していました。

俯瞰で撮れると奥の山車まで見えるので、周囲の雰囲気が分かりやすくていいですねぇ。
この頃気づいたのですが、らき☆すた神輿の進行方向少し前で、ごみ袋持ってゴミ拾いしているファンの人を発見。
え!?ゴミ拾いしてるんですか?と尋ねたら、「今年は試験勉強で忙しくて準備なども手伝えなかったので、担ぐ人の足元にゴミがあると危ないですし、せめてこれぐらいはと思って」と・・・。
神対応過ぎ!( ;∀;)なんだこの聖人君子は・・・。ゴミは祭りが終わってから拾うものだと思ってた私には、神輿が来る前にゴミを拾うという発想がなかったー/(^^)\
ちなみに「らき☆すた神輿」は、布に描かれた絵を内側から光で照らす「万灯神輿」というスタイルに入るものなので、カメラの感度・採光を上手く調節しないと明るすぎて絵柄が見えにくくなったりしますし、逆に暗すぎると周囲が真っ暗になってしまうという代物です^^;

こんな感じに綺麗に絵柄が出るのは分かっててもなかなか難しい。
ましてや夜で、しかも動く神輿ですからかなりブレやすい^^;
はぁ・・・明るいレンズ欲しい・・・(ノД`)
いろんな角度や設定で撮っていればたまたまでも綺麗に撮れるはずなので、是非チャレンジしてみてください。
折り返し地点に到着した千貫神輿。

この周囲は灯りに照らされてましたので綺麗に撮れました^^
後半の折り返し出発時にたまたま撮れたのぼりと一緒にw

のぼりは、らき☆すた神輿と一緒なら比較的映りこみますが、千貫神輿とはなかなか一緒に写る機会は少ないですから〜。
しかもこんな至近でw
夜の部の後半も始まったので先導ジープの前から撮ろうと先に進むと・・・おや?^^;

先導ジープに乗って写真を撮る(撮ってもらってる?)翠星石がw
そういえば以前もMISSコンの優勝者とかも乗ってましたね〜。
ここはそうゆう場所?w
それはそれとして、前方からなるべく「先導ジープの幕」と「千貫神輿」と「らき☆すた神輿」を入れるようにして撮ってみました。

夜間にそんなに明るくない望遠レンズで手持ち撮影、しかも動いているものを撮影するとなると、さすがに全てにピントを合わせるのは難しい〜^^;
そして、終盤のもみ合いが行なわれる嵐の前の静けさの鷲宮神社前に戻ってきました。

大酉茶屋の灯りで照らされる特大タペストリーが綺麗でした(*´ω`)
ちなみに既に夜の部が始まる前から疲労感がハンパないですが、さらに後半の折り返し辺りから体力的に相当やばかったッス;
ろくに休憩とらなかったせいかもですが、足が限界で力が入らなかった;
これで気温が高かったら途中でダウンしてましたねきっと・・・。
ここでレンズも交換して、一脚も限定解除(さらに高さアップの代わりに不安程度もアップ;)なども試してみましたが、・・・すみません、甘く見てました;
千貫神輿のもみ合いが予想以上に激し過ぎてまともに近づけませんでした^^;

なんとか「千貫神輿」と「らき☆すた神輿」を一緒に撮ることはできましたが、いやはや千貫神輿の迫力と激しい動きは、とてもじゃないけど担ぎ手以外が近づくのは危ないです^^;
今まで「らき☆すた神輿」の周辺で撮っていたので、その感覚でいると千貫神輿周辺がいかに動きが激しくて別物の迫力かがよく分かりました。
らき☆すた神輿のもみ合いは基本的にその場に留まって担いでいるのでじっとしてても撮りやすいのですが、千貫神輿の場合、もみ合い中に大きく移動します。

あの大神輿の質量が一気に後ろに下がってくるのを間近で体験すると、大迫力とか言っていられないほどの鬼気迫る激しさでした。
今年、千貫神輿にスポットを当てて撮らせてもらいましたが、ポジション取りの難しさなど課題を再認識。
ですが、だからこそ「来年はあれを試そう」「来年はこの位置から」等々、来年が楽しみになるわけですがw
改めて、千貫神輿の凄さを実感できた土師祭でした。
土師祭の終了で「らき☆すた神輿」の担ぎ手たちも最高潮に。

テンション上がって拍手する者、「お疲れ様!」と言いながら抱き合う者、感極まった涙を拭く者等々、毎年恒例のようになっているとはいえ、何年も見続けていると土師祭終了直後の高揚感は、ライブなど他のイベントの後とはまた違ったものだと感じます。
私なりの考察というか感覚ですが、ライブなどの場合は、『歌や踊りを見て感動して』の高揚感で、土師祭の場合は『自分達でやりきった達成感』からの高揚感とでも言うべきか・・・。
どちらも良いものですが、最大の違いは、前者は他から与えられるモノで、後者は自分達で作り出す(成し遂げる)モノ・・・でしょうか。

普通のイベントでは基本的に「主催者=提供する側」ですが、
土師祭では「提供される側=祭りの一員(主役)」と言っていいわけです。
自分達が祭りの重要部分(神輿の担ぎ手)を担える・・・この醍醐味を知ると嬉しくて楽しくて仕方がないと思います。
それを達成できたときの達成感を想像してみれば・・・、リピーターが多いのもうなずけるかと。
もちろん、担ぎ手だけではありません。
祭り会場に華を添えるコスプレイヤーさんもそうですし、「ハッピ」を着たり「のぼり」を掲げたりなど、グッズを着飾って祭りを周るだけでも立派な祭りの一員です。
そしてその重要部分を任せられるということは、それだけ
祭りの主催側(地元)と参加側の信頼関係があってこそではないでしょうか。
そうでなければ、らき☆すた神輿の運営を全て「らき☆すたファン」に任せることは、通常ではそう簡単にできるものではありません(※今年から「らき☆すた神輿」はファンによって「らき☆すた神輿準備委員会」が作られ、組織としてファンが運営することになったようです)。
鷲宮という土地柄が他の地域より寛容であるのも一因かもしれませんが、それでも信頼関係なくして成立はしません。
らき☆すたファンや、オタクの人たちは信頼できる・・・、そう判断できるのは、アニメ「らき☆すた」の放送から聖地として知られるようになり、もうすぐ
約7年という長い期間で培ってきた関係性だと思います。
その信頼関係をファンが守りたいと思うからこそ、自分勝手な行動は慎んで模範的に振舞うようになり、それらが聖地(地元)に住む人にとって信頼を得られ、重要な部分を任せることができる・・・、そしてその任せてもらえるという信頼関係をファンが・・・という好循環になるわけです。土師祭が毎年話題になる(口コミで人気が広まる)のはそうゆう部分が一番顕著に見られる祭りなのだからだと思います。
そして今年も、祭りの最後に恒例の胴上げw

らき☆すたファンが「感謝の胴上げ」と称して土師祭関係者を胴上げする光景です^^
信頼関係の最たるものではないでしょうか。
以前もどこかで言ったかもしれませんが、
鷲宮が今もこうして聖地として続いていて、土師祭がこれだけ盛り上がる一つの要因は、『迎える側の暖かい理解』と、『迎えられる側の感謝の気持ち』なのだと思います。
う〜ん・・・、くさいねー(*´・д・)(・д・`*)くさすぎるねー
話がそれてしまいましたが、いやはや、今年も良いもの見せてもらいました^^
最後に、土師祭が終わり今年の大役を果たした「千貫神輿」と「らき☆すた神輿」で締め。

今年の土師祭は本当に疲れましたが、その分、今年でないと見れなかったであろう「良いもの」「楽しいもの」を沢山見れた祭りでした。
普通の祭りでは、毎年同じ行事(進行)を行なうものですが、この数年の土師祭は一度として同じプログラムになたことがないです^^;
今年あったものが来年あるとは限らない・・・、そして土師祭興会長の成田さんも以前おっしゃってましたが、
毎年「今年が最後。」という気概で臨んでいるからこそ、その年の土師祭で今できる全力を出し切る。
私が土師祭を推奨するのは、そうゆう一期一会的なものが見れるからです。今年はどうだったか・・・、間違いなく、満足度は過去最高でした!
惜しむらくは誰一人として今年の土師祭の全てを見れなかったことですが、後ほど商工会の鷲宮支所ブログで全体のまとめが掲載されると思いますのでそちらを待ちましょう。
ほんとうにこんな祭りをみれるようになったきっかけでもあるアニメ「らき☆すた」と、原作者の美水かがみ先生には感謝ですわ(*´ω`)
さすがに7年も経つと、当時小学校1年生が中学生に、中学1年生は大学生になるほどの期間ですから、アニメ「らき☆すた」を見たことないという人も多々いると思います。
土師祭は楽しいし毎年行ってるけど、「らき☆すた」 は見たことないや・・・という人や、「らき☆すた」見ておこうとは思うんだけど、なかなか一気に見る機会がなくて・・・、という方に朗報です!
2014年10月1日(水)のKADOKAWAとドワンゴ経営統合を記念して 『ニコニコカドカワ祭り』が実施されるのですが、
9月29日(月)17時から、ニコニコ生放送で「らき☆すた」が一挙放送されるそうです!
この機会に「らき☆すた」を見て本編のネタを知っておけば、「土師祭」と聖地「鷲宮」を150%楽しめるようになるかと!
ひょっとしたら、土師祭の人気と鷲宮が聖地として成功した秘密が垣間見れるかも!?ヽ(`・ω・´)ノ