かいつまんで言うと、厄払いのために拝殿前の茅の輪をくぐり、人の形の紙に自分の悩み等を身代わりにして、その人形を川に流すことで文字通り「悪いことを水に流す」儀式です。
鷲宮神社境内に入ると見えてくるのが「諏訪大明神」の提燈が飾られた鳥居。
普段はなく、夏越祭の日限定の儀式用鳥居です。

その鳥居をくぐって先へ進むと、神楽の太鼓の音が・・・。
夏越祭の日は午前中から鷲宮催馬楽神楽の奉納が行われています。

自分が到着したのは14時過ぎ頃。
本当は12時過ぎぐらいに家を出発していたのですが、この日にいろいろと撮りたいものがあったので撮っていたらこんな時間に・・・。
何を撮っていたかは別の機会で書くとして、今回は夏越祭のことですね。
鷲宮神社拝殿前には、先ほどの説明の中にもあった「茅の輪」が飾られています。

この輪を八の字にくぐるのですが、詳しいくぐり方は茅の輪のところに書かれていますので、そちらをご覧ください。
15時頃になると神楽の奉納も終わり小休止。
鷲宮神社駐車場には、夏越祭の行列に参列する馬が到着していました。

神社とはいえ、鷲宮の町中に馬が現れると、やはり物珍しいので、夏休み中の近所の子供達が「すげぇすげぇ」とテンション高かったですw
立派な肉付きの馬二頭が今回の行列に参列するようです。
アスファルトの上を歩くので慣らしをしている感じでした。

出発は16時過ぎかなと思ってたら、16時前にすでに行列の準備が整っていました^^;
本当なら行列の人たち(氏子や各地区の代表)が記念写真を撮るのですが、休んでたら撮り逃しました・・・無念orz
気を取り直して、諏訪大明神の鳥居をくぐり、行列の出発です。

ここから、約2kmほど離れた中川の儀式場まで1時間弱かけてゆっくり行列が続きます。
鷲宮神社の鳥居を出ると、先ほどの馬も行列に加わります。

ちなみに、私は機動力重視のため自転車で移動しながら撮影しました(`・ω・´)
日が傾き始めているとはいえ、じっとしてても汗が出てくる気温の中、行列は進みます。

鷲宮神社通りを半ば(鷲宮郵便局の入り口の道)まで進むと、行列は左へ曲がり、加須川口の中川へ向かいます。
先回りして望遠撮影!こうゆうとき、自転車って便利です^^

鷲宮総合支所を背景に進む行列を撮影。
ちょっと引いてみると田園地帯を行列は進んでいます。

あまりに暑いので休憩を取った後さらに進み、中川に到着。
儀式を行う場所は既に祭壇等の準備が整えられていました。

何気にこの儀式場、ちゃんと見物客用(?)の座るための段差もあり、しっかりしています。
わざわざこの儀式用に公園っぽく整備されているので、それだけ夏越祭の伝統行事としての重要度の高さが伺えます。

儀式が進んでいくと、巫女さんの舞いの奉納もあります。

もちろん、鷲宮神社の外で舞が見れるのはこの日のみです。貴重な光景。
30分ほどで儀式が一通り終わると、最後に「人形(ひとがた)」を川に流します。

以前は小舟に乗ってそこから流していたのですが、現在はこのような形で行われています。
神聖な儀式を見終わると、良いもの見れた感じがして御利益(?)ありそうな感じです^^
無事、夏越祭も終わり、馬も帰り支度。

ちなみに、先ほども紹介しました「人形流し」の行われる儀式場には夏越祭の看板があります。
そこには最初に紹介しました『夏越大祓祭(なこしのおおはらいまつり)』について書かれています。

今年(2015年)の夏越祭は金曜日のため平日でした(私は有給とって来ましたw)が、来年(2016年)の7月31日はなんと日曜日なので、多くの人が見に行きやすい曜日となっています。
ちょっとでも興味を持たれた方は、来年の7月31日のことを頭の隅にでも入れておいてください。
自分も来年また行こっと♪