建った建ったー、鳥居が建ったーヽ(*´ω`*)ノ
というわけで2021年11月1日(月)、鷲宮神社の鳥居再建が本格的に始まりました。
コロナ禍でイベント等も出来ず、あまり身動き取れない中でブログネタを探しておりましたが、久しぶりになかなかお目にかかれない朗報系のネタが飛び込んでまいりました!(テンション高め

前日の10月31日に、選挙ついでに神社通り通ったら鳥居建設予定の場所に足場が見えたので、いよいよ始まるんだなぁと感慨に浸ってましたが、実際に建設が始まるのは11月中旬頃の大安日かなぁと思ってました。
そしたらまさかの翌日からでした!早っ!確かに11月1日も大安ですけど^^;
今朝、建設が始まるという情報を入手して急いで現地へ向かいました。いきなり
半休とって!
いやだって、鷲宮神社の鳥居建設ですよ?縁起の良い一生に一度見れるか見れないかの光景ですよ?
そんな情報が耳に入って、手元にカメラ持ってて、半日で建つって聞いちゃったら、そりゃ記録魔としては撮るでしょ?撮るよね?むしろ録らねば!
・・・と言うのは言い訳です。突然の半休申請申し訳ございませんでした!(ここでも改めて謝っておきます)
持つべきものは理解ある上司。ありがたや〜。

さて前置きはここまでにして、建設の様子をご紹介していきます。
多少なりとも、へぇ〜こんなんだったんだ〜と思ってもらえれば幸いです。
鳥居再建1
午前9時過ぎには鳥居の各パーツを載せた大型トラックと、クレーン車がすでにスタンバイしていました。

再建される鳥居は「対候性鋼板製」となっています。
確か錆に強く、腐食が内部にまで進まない鋼材で、長期間雨ざらしになる鳥居とは相性の良い素材ですね。
もちろん木材も検討されましたし、自分も理想は以前と同じものでしたが、以前と同じような立派な木はそうそう見つからず、仮に存在しても伐採から乾燥等の工程だけでも数年から10年もかかり、かなりの購入費用の他にもかなりの整備費等も定期的にかかるとなると、これがベターな選択だったと思います。
なにより頑丈ですし!
鳥居再建2
新品なので色鮮やかに塗装された柱部分が早速設置準備にとりかかっていました。
別の場所であらかじめ作っておき、現地で一気に組み立てる工法です。
トラックのナンバー見たら富山ナンバーでした。
鳥居再建3
日本海側から遠路遥々、ここまで運んできたわけですかね?
鳥居の柱の中どうなってるのかなぁと撮ってみました。
うん、空洞。まぁそうでもないととてつもない重さになりますしね^^;
これも、建ってしまったらもう見れない光景なので、嬉々として撮ってました。

そうこうしていると、柱が持ち上げられました。
鳥居再建4
工事現場の方からすればこうゆうのは大して珍しくはないとは思いますが、見慣れていない者からすると興味深くて仕方がなくて若干テンション上がる。

柱を一度下ろして縦に持ち上げられるように括り付けて、クレーンで上げ始めました。
鳥居再建5
最初、そんなに高いところまでクレーンを伸ばす必要あるのかなぁと思いましたが、よく見るとクレーンと釣り上げる柱の間には電線がありました。なので↓
空洞とはいえ重そうに見える鋼板の柱が一気にかなりの高さまでぴっぱりあげられてました。
ちょっと「おお〜」ってなった。
上の方まで来るとあのデカい柱がおもちゃみたいに見えた。

そしてあっという間に無事1本目設置完了。
鳥居再建6
設置するだけとはいえ、思ってたよりだいぶスムーズでした。
柱の根元どうなてるのか見たいけど一般人は遠くから見守るのみ。

2本目の準備が行われている間に、気になっていたパーツを拝見。そう、屋根部分です!
鳥居再建7
鳥居の特徴が色濃く出ている部分です。明神鳥居ですかね?
しかもこんな角度で間近に見れるチャンスなんてほぼ無いですよ!
ここぞとばかりに撮りまくりました(*´ω`)
鳥居再建8
新品のツヤツヤな感じ。素晴らしい!
今しか見れない光景 ヘ(゚∀゚ヘ≡ノ゚∀゚)ノ 今しか見れない光景!(テンションUP)
鳥居再建9
鳥居の特徴の、上方へ反り返りのある「反り増し」って鋼板だと難しいって聞きましたけど、きれいに反り返ってました。

場所も移動して今度は境内側から2本目の柱の設置を見学。
鳥居再建10
こちらも1本目と同様に高く持ち上げられるとスムーズに設置完了。
鳥居再建11
本当に設置するの早い。
1本目が始まってから30分ぐらいしか経ってない。
これなら午前中には終わると話していたのもうなずける。

お次は屋根部分・・・と思いきや、まだ足りないパーツがありますね。
中央部の貫(ぬき)と額束(がくつか)部分です。
一旦トラックから屋根部分を下してます。
鳥居再建13
柱と屋根の接合部分とか実に興味深い。こうゆうのも今しか見れない光景!
貫と額束部分を先に吊り上げ。
鳥居再建13−1
パーツ自体は柱や屋根部分にくらべれば小さいわけですが、柱と屋根部分をつなぐ重要パーツでもあるわけで、ここはかなり時間かけていました。
鳥居再建13−2
ここの接合が上手くいかなかったりズレてしまうと強度にも影響が出そう。
下からではよく分かりませんが、念入りに溶接とかの作業もしていたようです。
鳥居再建14

しばらく様子をうかがってましたが、ここにきてなんと時間切れー/(^o^)\
もうお昼になってしまい、半休なので泣く泣く撤収することに。
残りは屋根部分だけで、午後からやることは聞いたので、だれかツイートしないかなぁと思ってたら、島田菓子舗の島田リーダーが取り付けの瞬間を動画でツイートしてくれていたので乗っかりました!
これでなんとか補完できたかと^^;

ちなみに、まだ完成ではありません。
今回は鳥居の大型パーツのみで、このあと細かな装飾等をしていくそうです。家で言うところの棟上げみたいなもんでしょうか。
当初は予想の通り11月中旬にから設置工事の予定だったみたいですが、七五三の時期でもあるし、鳥居の形だけでも先に建てておきたいという神社さん側の意向もあったのかと。


まぁなんにせよ、鳥居が形になったのはしっくり来る感じで気分いいですね!^^
鳥居奉賛した端くれとしてはさらに感慨深い。
ましてや冒頭でも書いた通り、目前で一生に一度見れるか見れないかの光景を収められたので非常に満足でした(*´ω`)こんな感覚は久しぶりかも。

思い返せば2018年8月11日の倒壊から約3年(「鷲宮神社鳥居崩壊の現地記録まとめレポート」参照)。
鳥居が倒れて縁起が悪い・・・というのを信じるわけではないですが、このもうすぐ約2年になるコロナ関連も含めて、まるで鳥居が倒れてだんだん流れが悪くなった気が最近まで停滞している感じで、それがコロナ禍でじっと動かず 嵐が過ぎるのを待つような停滞感な日々でした。

ですが、鳥居ももうすぐ完成ですし、これで風通しも良くなると思えば、止まっていたものもだんだん動き出して、それに伴って良い「気」も集まってくるんじゃないかと。
そうゆう上向きな気分になるだけでも鳥居再建の意義は大きいと思います。