まずは今回のレポしたイベントがいかに凄いことだったかをご理解いただくために、前知識とイベントの概要について語らせてください。

原作漫画の「らき☆すた」が2023年12月で連載開始20周年を迎えて、只今20周年記念イヤー中なわけですが、今回は「涼宮ハルヒシリーズ」の原作も20周年ということで、合同イベント『SOS☆感謝祭 祝20周年!!大いに原作に思いを馳せる「涼宮ハルヒの憂鬱」と「らき☆すた」の感謝祭(タイトル長っ!だがそれも作品らしい!※以下「SOS☆感謝祭」に略)が2024年3月9日〜24日まで開催となっています。
SOS☆感謝祭

この「SOS☆感謝祭」のために製作されたたくさんの各種グッズ販売や、ところざわサクラタウンでのコラボフードやスタンプラリーなど、かなりの力の入れようです。
「涼宮ハルヒの憂鬱」というビッグタイトルと「らき☆すた」がコラボなので、なんかいつもより(比較対象が鷲宮での聖地イベントなので、そもそも比較することがおこがましいですが;)すごそうな感じはしていました。

振り返ってみれば「涼宮ハルヒの憂鬱」はアニメでも「らき☆すた」と縁が深い作品ですよね。
制作会社が同じ京都アニメーションの制作。
その前作品・後作品の関係。
声優さんも「涼宮ハルヒの憂鬱」の主役を演じた平野綾さんが、引き続き「らき☆すた」の主役の泉こなた役で出演。
その他の「涼宮ハルヒの憂鬱」出演した声優さんの多く(メイン組5人全員)が「らき☆すた」にも出演していますので、まさに兄弟作品と言っても過言ではな・・・いよね?(不安


そんなイベント期間中の3月9日(土)、10日(日)、16日(土)、23日(土)の4日間は、トークイベント等が開催されています。
中でも3月10日は特別なプレミアムステージイベントとなっており、声優さんたちによる朗読会が企画されました。

その朗読会で何より特筆すべきは、なんとアニメ「らき☆すた」の主役4人の声優さん(平野 綾さん、福原香織さん、加藤英美里さん、遠藤 綾さん)が一堂に会することになったことです。

アニメ「らき☆すた」が2007年の4月に放送開始でしたので、アニメは大体17年ほど前になります。
2008年の9月にOVAはありましたが、実質的にはアニメは1期のみですので、その後この4人が揃うことは(本人たちもよく覚えていないほど)無かったようです。
2009年3月の武道館ライブの時も遠藤綾さんが某銀河の歌姫という大役と被ったため、4人が揃うことはありませんでした。

4人が最後に揃ったのかが定かではないので、大体15〜16年ほど?(※仮に「約15年」ということにしておきます。正確な情報が分かりましたら訂正しておきます)が経ちまして、それまで1度も無かった機会が今回訪れるという奇跡的なイベントということになりました。

多分、古参の「らき☆すた」ファンからすれば、「この光景が見たかった!」と思う人が結構いるんじゃないかと思います。
だって約15年ですよ?アナ〇ル・ガトーさんが3年待ったのに比べればその5倍です!期待も一入です。
例えるなら、解散している伝説的なバンドが15年ぶりに1日だけ復活!みたいな?
4人が揃うことが告知された時、「え?!4人揃うの(できるの)!?」と三度見ぐらいしましたよ?

流行り廃りの激しい声優業界の中にあって、約15年経った今尚4人とも精力的に活動されていて、もはやベテランの域を超えているぐらいなので、そんな多忙な中で4人が揃うスケジュールが組めたことは、まさに原作20周年にふさわしい奇跡なんじゃないかと!

そのため、会場である「ところざわサクラタウン」で一番大きいAホール(650人収容)のチケットが抽選になるほどの事前人気でした。

前説が長くなりましたが、そんなわけなので、いかに今回のイベントがここ十数年で期待値が一番高いイベントなのかということがお分かりいただけたでしょうか。


改めまして、そんな「SOS☆感謝祭」に・・・


初日の9日に行ってきました!のでまずは初日の9日のレポから。
10日は恐らくプレミアムイベントということで、確実に大混雑が予想していたので、いろいろグッズ購入やコラボ企画を楽しむなら前日かなと。前のり感覚でw

そしたら、それでも甘かったようです。
↑のポスト内容を見ていただければわかりますが、私が到着した時点ですでにグッズ販売ショップには行列ができていて、入店制限されてました。
考えることは同じということか・・・さすがは同類。

この日は強風(高速道路走ってると風にあおられそうになる位の)が吹いてたので、日差しは出てても体感がかなり寒かった;
並ぼうと思ったけど、11時から「上映会&トークイベント」が始まるので、そちらを優先。
3月10日がメインとは言え、9日・16日・23日も「上映会&トークイベント」が行われます。

セレクトされたアニメ3話分を映画館環境の大画面で視聴後、ゲストによるトークの構成でした。



上記ポストでも書きましたが、大画面で観るとやはり良いですわ。
画面デカイから、背景の細かな描写(かがみの部屋のぬいぐるみってこんなデザインだったっけか〜みたいな発見)もよく見える。

こうゆう大画面でらき☆すた上映を見ていると・・・

個人的には劇場版「らき☆すた(ゼロ)(仮」ということで、アニメ22話の伝説的名シーン(泉そうじろうと泉かなたストーリー)を映画化(45分〜1時間ぐらいのでもいいから)してほしいなぁ。

とか思ってしまう。今回のセレクションに22話があったので余計にそう思った。

トークショーも興味深いこと聞けたので満足満足ぅ♪(*´ω`)

ちなみに、3月16日(土)の「上映会&トークイベント」には、小神あきら役の今野宏美さんと、白石みのる役の白石稔さんの、らっきー☆ちゃんねるコンビも登壇。
23日(土)には、美水かがみ先生も登壇されるそうです。
「上映会&トークイベント」は配信は無いので、現地行かないと観覧できませんのでご注意を!

ちなみに3月10日のプレミアムイベント朗読会の方は配信チケットも販売されている(アーカイブ配信期間は3月17日迄になっている)ので、観たい方はお早めに!(特典グッズ付きもあるみたいです)

配信チケット販売サイト
・Streaming+

・ニコニコ生放送


私はもちろん特典グッズ付きのを申し込んで、すでに何度も観返してます。
これ、ブルーレイ化しませんかね?|д゚*)


イベント後に改めてショップの行列に並ぶ。


やはり強風で体感気温かなり寒い。手がかじかむ;
店内にようやく入れて物色。店内暖かい(*´ω`)


こなたタペストリーとかも売ってたので即買い。
「みたいな!」雑誌との同時購入でポストカードももらえるとのことでした。

同じショップ空間の隣は展示コーナーもあり、オケコンのときのキャラパネルも設置されてました。


興味深かったのは『らき☆すた 20年のあゆみとみんなのメモリアル』と題した年表も飾られてました。
勿論、鷲宮での聖地巡礼に関することもいろいろ載ってました。
テイクアウトしたチョココロネとかを食べるイートインスペースの他、メッセージコーナーを書いて張るスペースもありました。
その他に、告知としてメロンブックスで独自に20周年記念グッズを販売するそうです。


どうやらこの展示コーナーですが、開催期間中に少しずつ展示物が増えていく(らき☆たま展)方式のようです。16日と23日も行く予定なので、どう変わっているか楽しみ。

テイクアウトと言えば、今回のイベントのコラボフードということで、「らき☆すた」からは「どっちから食べる?チョココロネ」が角川食堂のテイクアウトカウンターで販売されてました。(ラストオーダー16時まで)


チョココロネ食べるの久しぶり!注文時に周年アニバーサリーカードがもらえます。
ちなみにハルヒコラボは焼きそばでした。
SOS☆感謝祭4


また、武蔵野坐令和神社では今回のイベント用の御朱印もありました。
飲食店でのコラボしたプリントラテなどもありましたが、混雑していたので今日のところは断念して岐路に。

まだ何回か来る予定なので、その時にでも・・・と思っていました(が、それは甘い判断でした^^;)

翌日の3月10日・・・

現地情報によると11時から販売のチョココロネが13時過ぎには完売。
昨日は確認できた15時近くでも大丈夫だったのに、2時間ほどで完売とは・・・さすがプレミアムイベント当日・・・。

前日に並んで買ったグッズも、イベント2日目にしてほとんどが完売状態に^^;


これが約15年待ったファンの購買意欲・・・KADOKAWAさんの予測を大幅に超えたようです。
※完売多数により、急遽16日(土)〜24日(日)に、ショップにて受注販売を行うみたいですね。


現地行かないとなのですが、受注販売とのことなので最悪欲しいのに手に入らないということは無さそうです。
16日や23日の「上映会&トークイベント」の時にでも申し込めればいいのかも。


さて、ようやくメインというか見どころというか、肝心の『SOS☆感謝祭プレミアムステージイベント<昼の部:らき☆すた>』のことについて語ろうかと。

内容については、配信チケットで実際の様子を見てもらうのが一番なのですが・・・(ってゆうかまだ視聴していないなら是非とも視聴をおススメします!)
配信期限が切れる3月17日以降は見れないので、公式のレポート記事をご覧いただければと。

こちらの記事が分かりやすくておススメ!↓

・『らき☆すた』十数年ぶりに新作朗読劇を披露。久しぶりの“再会”に声優陣、ファン、原作者が感動! 作品の歩みを振り返る思い出語りも



他にもいくつか記事出てますね。ヤフーニュースにもなってました。


・「SOS☆感謝祭」ステージイベント<昼の部:『らき☆すた』>公式レポ


・連載20周年の『らき☆すた』平野綾らキャスト再集結、新作朗読劇を披露 原作者も駆けつけ祝福


という感じでした。
いやマジで良かった!マジでマジで(語彙力消失


以下、配信動画を見返しながらの個人の感想です。


・キャスト挨拶の前に、いきなり朗読劇が始まるというサプライズ展開からスタート!

・しかもアニメ最終話の終了直後のエピソードという設定!・・・嗚呼、まだ続きがあったんだ、今ここに・・・(感涙

・こなた達らしいとりとめのない日常会話・・・これこれ、これだよこの感覚。ずっと聞いてられる。

・昭和アニソンの話題のチョイスw
堀江美都子さんは、ボルテスVとかのことか!?w
前川陽子さんだと、キューティーハニーとか?w
どちらも1970年代!さすがこなた!ってゆうか二人ともアニソン四天王やんけw

・Aパートが終わった後の4人の自己紹介、本当に4人揃ったんだ・・・この光景が観たかった。

・福原さんに、よっこいしょういちネタを所望する遠藤さん、解ってるねw

・らき☆すたヒストリーでは当時のエピソードで盛り上げる4人。この雰囲気も良き(*´ω`)

・途中で関係者さんたちからのメッセージを代読で、編集担当の加藤剛さんのメッセージにあった、ゲームプロデューサーからの「美水さんのような良い作家さんを大事にしないとバチが当たるよ」という言葉に激しく共感。

・ヒストリーの年表を見て、2005年1月にコミックス1巻が発売されたということは、当時の私が新刊コーナーに平積みされていた「らき☆すた」を、何の前知識もなく表紙買いした(「らき☆すた」と出会った)のもこの頃か・・・(もちろん初版)、何もかも皆懐かしい・・・。

・EDのカラオケは1発録りだったのかw テストと言いながら実は本番だった罠が張り巡らされる現場w

・関係者メッセージの最後に、まさかの鷲宮から坂田さんのメッセージがwしかもメッセージに炎上ネタぶっこむとかwwwさすがですわwそりゃ皆笑うわw

・坂田さんメッセージ「何より、笑顔で『いいですよ』と承諾していただける美水先生の理解があったからこそ」(←激しく同意

・美水先生からもイラスト付きメッセージ!?描き下ろしイラストも出来立てほやほやで登場!このイラストでグッズ化!楽しみ!

・朗読劇Bパート、携帯着信音がいつものw この音色はガラケーですかね?

・朗読劇中でも、面白ネタになると会場では笑いがw みんな笑いのポイント結構同じなのかも。

・BパートはAパートに比べるとかなりのボリューム!なのにCパートまである充実っぷり!スバラ!

・権現堂でお花見からのそれぞれの出会いエピソードが朗読劇で再現されるとは・・・最後にこれを持ってくるチョイス、さすがです。

・こなたの「これからも末永く宜しくお願いします」が、キャラ同士はもとより、いろんな人たちにいろんな意味を持ってる気がする。

・朗読劇の最後も、かがみのツッコミで終わるところも本当に「らき☆すた」らしい。

・告知コーナーも、いろいろグッズ展開が企画中のようで、本当にこの1年の20周年イヤーはいろいろ盛りだくさんですなぁ。

・記念ケーキとか凄い厚みのボリュームw

・最後にスペシャルゲストとして、原作者の美水かがみ先生登場&声優さんたちから花束と寄せ書きがプレゼント!素晴らしい20周年のお祝いな光景(ノ▽`*)

・美水先生は感動しすぎて言葉が詰まるほど。(ノ▽`*)あーこれやばい目頭がぁ

・最後に出演者の皆さんのご挨拶で福原さんも感無量な感じ。福原さんには毎年のように鷲宮でのイベントで盛り上げて頂いているので、そうゆう積み重ねもあっての感情なんじゃないかなと。(ノ▽`*)あーだめだ視界がにじむぅ

・本当に、20周年というお祝いの年に、美水先生に4人揃っての朗読劇を見せることが出来て良かったですね。先生にとっても最高のプレゼントだったんじゃないかなと。

という感じですかね。
端的に控えめに言って、神イベントでした!


配信だと何度も見直せるので、1回目は普通に視聴。
2回目は朗読劇をあえて目をつぶってセリフに集中して情景を想像。
3回目は声優さんたちのガチ演技の様子を観察。
現地で観た人も配信チケット買えるので、台本と実際のセリフを比べる。
なんてことができるので、お値段分以上の楽しみ方もできるかと。

ほんと目をつぶって朗読劇聴くと、キャラが動いている様子が目に浮かぶ・・・。



現地イベント終了後、配信チケットでの視聴者限定のアフタートークが。

声優さんたち4人があるあるネタを発表して、最も絶妙なあるあるネタだった人に、「つかさのミカン賞」として山盛りのミカンを進呈するという企画。
4人ともそれぞれの体験からくるあるあるネタを披露しまして、最終的には「ひよりが選ぶなら」ということで、先生がお選びになっていました。
誰のが選ばれたかは配信を見てもらえればと!

そんなこんなで、9日の現地レポと10日の『SOS☆感謝祭プレミアムステージイベント<昼の部:らき☆すた>』レポは以上となります。



折角なので、夜の部のハルヒも視聴しましたのでちょっと語ります。
ハルヒの方は当初SOS団の3人(平野綾さん、茅原実里さん、後藤邑子さん)が出演予定でしたが、さすがというべきか、こちらもサプライズが用意されていました。

全体的には昼の部と似たような構成でしたが、朗読劇はA・Bパートのみ。
とはいえ原作エピソードの「ワンダリング・シャドウ」を、前後半で声優陣が熱演してました。
「らき☆すた」朗読劇が細かな1エピソードごとをまとめているのに対して、ハルヒの方は1話分の話を取り扱う王道な朗読劇でした。

Aパートが始まる際に、小野大輔さんのビデオレターで、自分が会場に行けない代わりに一人派遣した・・・とのこと。
そのステージの暗がりから現れたのは杉田智和さんでした!
さすがというべきか、会場が沸きました。にくい演出ですね。

特筆すべきは、やはり杉田さんはモノローグを含めてかなりのセリフになっているので必然的にしゃべる量が多いわけですが、そこはもうベテラン声優の本領発揮とばかりに、どっしり構えた安心・安定感のある声色と時折笑いを誘う演技に、ついつい聞き入ってしまう感覚を覚えました。
Bパートが終わると杉田さんはまさにこのためだけに来たかのようにステージを去っていきました。

昼の部の「らき☆すた」、夜の部の「ハルヒ」、どちらもそれぞれの作品の個性がはっきり分かる朗読劇でした。



思わず久しぶりにブログレポで書き残したくなる(この1年ほど、忙しさで途中まで書いて放置していたブログ記事がいくつかあるので、それも完成させたくなる)ような、近年稀に見る神イベントでした。



らき☆すたの20周年イヤーは今年の12月9日まで。
2月はフィルムコンサート、3月には今回の朗読劇ときているので、今年はまだまだいろいろありそうですね。
さらに先を言えば、あと3年ほど(2027年4月)でアニメ放送から20周年になります。
つまり、鷲宮も聖地としても20周年になるので、今のうちから盛り上げていく準備をしていこうかなと。

今回のイベント詳細ページはこちらになります。↓
SOS☆感謝祭 祝20周年!!大いに原作に思いを馳せる「涼宮ハルヒの憂鬱」と「らき☆すた」の感謝祭